なぜ高山で良いお茶ができるのか?
高山茶とは、標高1000メートル以上で生産されたお茶のことです。最近、日本でも人気の高い台湾高山茶も標高1000メートルを超す茶区で栽培された烏龍茶です。凍頂烏龍茶を抜き、現在は台湾烏龍茶のトップブランドとなっています。中国では、高山緑茶の栽培も開発しています。
陸羽の『茶経』によると、「茶樹の育つ土壌としては、上(じょう)の爛石(らんせき)(石灰岩、砂岩などが風化してぼろぼろにくずれたもの)、中(ちゅう)の礫壌(れきじょう)(小石まじりの土)に生じ、下(げ)のものは黄土に生ずる]とあります。なので、茶樹の栽培は土壌、温度と日照に深く関っています。土壌は茶樹の生長の基礎となり、茶樹の栄養分と水分を吸収するのに直接関係があります。ですが、茶葉の品質に影響する主な要素は、土壌と土壌の酸性度(PH値)であります。茶樹の成長はPH値3.5~6.5の酸性度土壌がよいとされます。しかし、茶葉の品質に最も有利なPH値は4.5~5.5の間であります。温度については、茶樹は春出芽の温度は平均8℃~10℃、成長温度は10℃~35℃。最も成長が最適な温度は18℃~25℃です。同種の茶樹の春茶と夏茶の品質区別は温度であります。春の温度が低いため、アミノ酸と蛋白質が形成しやすく、日照は霧に覆われる高山に、茶樹が副射光に照らされるので、芽生えが早くて、茶葉がふっくらと柔らかく、栄養成分も豊富に含まれています。
なぜ高山で良いお茶ができるのか?それは、高山茶園は一般的には気候が温和、霧が多いため、日射は強くなく、湿度が高く、土壌肥天で、茶樹がこのような自然環境で成長するため、新芽の伸びが速く、発芽が整い茶葉に多くの産毛が出てきます。若葉が太く、若くて柔らかい茶葉は、アミノ酸などの物質を形成しやすい。だから、高山は良いお茶が生産されます。 
霧に覆われている高山茶園

顧式高山茶
無我茶館ホームページ:http://www.k4.dion.ne.jp/~mugackn/
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- 2007/10/21(日) 18:02:38|
- 中国茶・台湾茶情報
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