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無我茶館で中国茶

天王寺  「無我茶館」へようこそ(中国茶販売・中国茶教室)

一杯の美味しい烏龍茶の裏側(二)~天時、地利、人和~

                  一杯の美味しい烏龍茶の裏側(二)
                     ~天時、地利、人和~
 
 
 茶生産に関する用語で「天時」とは良い気候と天気のことを言います。例えば一般的には茶の発芽から茶摘みの一番良い時期まではおよそ50日間が必要となりますが、この間には降水量、風力、太陽などの要素が直接茶摘み時間と品質に影響します。それゆえ茶摘み当日の天気情況も最も大事になります。茶摘の3日前から連続晴れ、茶摘と同時の気温が20度前後を保っているのが生葉の品質が高くなる条件です。ですので、茶の葉の成長時期の気候条件と茶摘時期の天気は茶葉品質に影響を与える重要な要素の一つとなります。
                  天時
                             天時 
    
  「地利」とはお茶を生産する場所であります。茶樹には酸性土壌が好まれます。酸性土壌かアルカリ土壌かにより直接茶樹の成長に影響を与えます。そして高山では霧や雲がかかり湿度が高くなることにより、茶葉の中のアミノ酸が増え、また昼夜の温度差が大きくなるため、光合成が有利に働き甘みのある良いお茶になります。「高山雲霧出好茶」という中国のことわざがあります。標高が高い山では良いお茶が出来るという意味です。
                  武夷山茶園
                             地利

 「人和」とは製茶する人の高い技術が必要という意味です。烏龍茶の場合「揺青」の時間と回数、「摊青」の方法、葉を広げて積む厚み、時間など全てが製茶師の技術と経験によるものです。
                   人和
                             人和
       よって一杯美味しい烏龍茶は「天時」、「地利」、「人和」が一つも欠かせないのです。
                        無我茶館 王 愛慧
 
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  1. 2013/11/15(金) 15:21:57|
  2. 中国茶・台湾茶情報

プロフィール

中国茶文化について

Author:中国茶文化について
「無我茶館」 王 愛慧のプログ
中国茶葉学会栄誉会員
中国政府公認 一級茶芸師
中国政府公認 一級評茶師
国際武林闘茶大会 国際佳茗大使
国際武林闘茶大会 委員

台湾張迺妙茶師記念館館長張位宜氏、
中国茶葉博物館の研究員茶道文化専門家周文棠先生、
中国農家院茶葉研究所 虞富蓮教授、
浙江大学生物技術学院 湯一副教授、
茶文化研究家 中国国際茶文化研究会栄誉理事 湯浅 薫先生
指導の下で中国茶を学びました。
中国茶文化などについて、紹介していきたいと思います。
 
お茶教室、イベンドなどについて詳しくはホームページへhttp://mugachakan.jp/

「無我茶館」
大阪市天王寺区大道1-5-13東和天王寺ビル8F
tel&fax 06-6772-7650
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 火曜日・祝日

出張お茶会、茶道講座もございます、どうぞお気軽にご相談ください!

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