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無我茶館で中国茶

天王寺  「無我茶館」へようこそ(中国茶販売・中国茶教室)

建窯天目茶碗

                       天目茶碗 
 宋代になると、茶の飲用法が「煮茶法」から「点茶法」に変わる大きな発展がありました。そして「点茶法」が流行し、宋代の蔡襄『茶録』には、この「点茶法」の手順が記述されています。唐代と比べて一番大きな変化は、鍋で茶を煮ることをやめ、茶碗に直接湯を注ぎ茶筅で泡がでるほどかき混ぜます。茶を飲む器も宋代には盌(わん)から盞(さん)へ変化しました。
 『茶録』では、「黒釉盞」が良いとされています。それは茶の色が白くなった為だと記されています。当時は福建省建窯産の「黒釉盞」が特に人気がありました。中国では「兎毫盞(とごうさん)」とも言います。日本では「天目茶碗」とも言います。『大観茶論」では、やはり「兎毫盞」を最上とし、底がやや深めで、茶筅の撃払いに良いとしています。
 「茶藝師講座」の歴史の部分の授業で、皆様に分かりやすい説明をするため、中国で模倣黒釉盞を作っていただきました。現在では作れる職人が大変減っているため、手元に届いた時は大感激でした。

                 tianmuchawan.jpg
                           模倣天目茶碗
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  1. 2010/06/23(水) 13:10:14|
  2. 中国茶講師ー王 愛慧

プロフィール

中国茶文化について

Author:中国茶文化について
「無我茶館」 王 愛慧のプログ
中国茶葉学会栄誉会員
中国政府公認 一級茶芸師
中国政府公認 一級評茶師
国際武林闘茶大会 国際佳茗大使
国際武林闘茶大会 委員

台湾張迺妙茶師記念館館長張位宜氏、
中国茶葉博物館の研究員茶道文化専門家周文棠先生、
中国農家院茶葉研究所 虞富蓮教授、
浙江大学生物技術学院 湯一副教授、
茶文化研究家 中国国際茶文化研究会栄誉理事 湯浅 薫先生
指導の下で中国茶を学びました。
中国茶文化などについて、紹介していきたいと思います。
 
お茶教室、イベンドなどについて詳しくはホームページへhttp://mugachakan.jp/

「無我茶館」
大阪市天王寺区大道1-5-13東和天王寺ビル8F
tel&fax 06-6772-7650
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 火曜日・祝日

出張お茶会、茶道講座もございます、どうぞお気軽にご相談ください!

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