第10期 茶芸師ツアー 三日目(宜興ー龍窯)
茶芸師ツアーではほぼ毎回、陶器の都ー江蘇省宜興に訪れています。特に今回は天気とツアースケジュールが良かったため、明代(1368-1644年)の窯ー龍窯に訪れました。
龍窯は明代の窯で、江蘇省宜興の前墅村にあります。龍の形をしていることから、龍窯と名付けたそうです。長さは70メートルぐらいあります。中国では古代の窯を現在も使って陶器を焼いている場所が2か所あり、龍窯はその一つであります。もう一つは広東石湾にあります。この龍窯からたくさんの紫砂新壶を焼いております。
龍窯で作っている陶器、焼く時の温度管理や紫砂壶の焼き状態はすべて熟練している職人が目で見て、決めます。非常に熟練した技量を持ち経験豊富な職人でなければ出来ません。ですので龍窯で陶器を焼く時の操作は「火の芸術」とも言われています。
龍窯は現在中国の文化遺産に指定され、毎年外国の方も含め、たくさんの方々が訪れています。とても素晴らしい研修地ですので、これからの茶芸師ツアーでも毎回訪れる予定です。 
龍窯の外観

龍窯

龍窯の先頭

龍窯の中、焼いた後の灰をちょうど清掃している最中です。

龍窯の職人

茶芸師の皆様は窯の中に興味津々です。
- 2011/10/27(木) 10:58:57|
- 茶藝師ツアー
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第10期 中国杭州茶藝師ツアー 無事終了 第10期、中国杭州での茶藝師資格取得ツアー(10月20日~23日)が、無事に終了いたしました。今回も出発日の20日から23日の帰国日までの期間、好天に恵まれ10月という事もあり大変過ごしやすい気候の中、茶藝師試験はもちろんのこと、杭州での茶葉博物館、龍井茶園、茶葉市場、茶壷の産地ー宜興(ぎこう)と茶館などの観光を行う事が出来て、出発から関西空港到着まで終始笑いの絶えない大変楽しいツアーとなりました。ご参加の皆様、誠にありがとうございました。円高の影響もあり、皆様はたくさんの茶器といろんな種類のお茶を購入されました。そして皆様から、「大変楽しかった、また来たい!」などのご意見も伺いました。
来月の11月27日(日)、中国茶文化研究家―湯浅 薫先生による「古代から現代までの中国茶歴史について」の特別講義が行われます。そしてこの講義は茶藝師講座の締めくくりの最終の講座となります。
これからも、中国茶倶楽部での研究会を通じて、中国茶文化・歴史・中国茶の淹れ方・茶葉の見分け方などの、更なる向上の為、皆様と一緒に頑張って行きたいと思います。

獅峰龍井茶園

龍井茶の花

歓迎会

宜興工場見学

文化遺産ー明代の龍窯を見学
- 2011/10/24(月) 14:21:35|
- 茶藝師ツアー
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黒炭焙煎凍頂烏龍茶 近年、台湾では炭焙煎烏龍茶の人気が上昇しています。先日今まで飲んだ事のない黒炭焙煎凍頂烏龍茶をいただきました。茶葉は真っ黒でまるで炭のようです。今年の新茶を6月にいただいて、台湾茶講座の皆様と一緒にいただきましたら炭の香りが強かったです。しかし、5ヶ月間ほど寝かして先日またいただきましたら甘みが増し、よい具合に炭の香りがし、とても美味しかったです。
この黒炭焙煎凍頂烏龍茶の作り方:まず一番下には炭、その上に炭の灰、そして凍頂の茶葉を置いて重ねます。大事なことは良質な炭と灰を使うことだそうです。温度調節はまめにつきっきりでチェックをするそうです。灰の表面に浮かんでくる「あく」をこまめに取り続けることが大事だともおっしゃっていました。
このお茶は「一芯」中国茶教室を主宰している茶芸師の智美さんからいただきました。智美さんは台湾に十数年暮らしており台湾にはとても詳しい方です。このような強く炭焙煎が出来る職人はほとんどいないそうです。
1年寝かすとさらに甘みが増すと思います。 今から楽しみにしております。

従来の炭焙煎凍頂烏龍茶

黒炭焙煎凍頂烏龍茶

水色

凍頂烏龍茶のしたに置く灰(智美さんが撮影した写真です。)

黒炭焙煎凍頂烏龍茶製造工程(智美さんが撮影した写真です。)
- 2011/10/13(木) 17:47:33|
- 台湾茶のご紹介
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第10期、杭州茶藝師ツアー(3泊4日) 今月10月20日(木)より、杭州にて中級茶藝師資格取得試験が行われます。試験以外、茶葉博物館、茶葉市場、大極茶道、獅峰龍井茶園、宜興なども訪れる予定しております。
ツアー代金:10万4千2百円(3泊4日)
※このツアー代金には航空運賃、空港税、ホテル宿泊費(2人部屋)、現地での貸切車での移動代金、全食事代金、施設観光代金など含まれております。(受験料のみ別途。) (飛行機:全日空、 ホテル:4つ星)

獅峰山
- 2011/10/07(金) 19:15:43|
- 初級・中級茶藝師講座
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