茶摘み 茶摘みは茶葉の生産量と品質が関係するだけではなくて、茶樹の成長にも影響があります。茶樹の正常成長と茶葉の品質を保つためには、正しい茶摘みが非常に重要となります。そして、摘み取る部分によってランクが決まります。
高級緑茶の茶摘み:例えば、西湖龍井、碧螺春、黄山毛峰、都均毛尖など、一芯一葉、一芯二葉の初展を摘み取ります。蒙頂甘露、白毫銀針などは芽を中心に摘み取ります。生産量が少なく、値段も高いです。甘く爽やかな味わいです。
一般緑茶の茶摘み:普通の炒青緑茶、烘青緑茶など、主に一芯二、三葉、あるいは対莢葉で摘み取ります。生産量も高く、値段も手頃です。
烏龍茶の茶摘み:烏龍茶は開面採(かいめんさい)と言います、つまり開いたばかりの一芯と三、四枚の茶葉を摘み取ります。開面採は小開面、中開面、大開面に分けます。緊圧茶の茶摘み:一芯四、五葉で摘み取ります。 
(左から)一芯一葉 一芯二葉 一芯三葉
参考文献: 『品茶図鑑』陳宗懋、兪永明など著 北京:友誼出版社 2006年9月
無我茶館ホームページ:http://www.k4.dion.ne.jp/~mugackn/
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- 2008/02/24(日) 16:09:34|
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安吉白茶
安吉白茶は中国の浙江省安吉県で生産された、烘青緑茶であります。味は素晴しくまろやかで爽やかな甘みがあり、香りが口の中に広がります。値段は少々高めです。アミノ酸の含有量が高い、旨みたっぷりのお茶です。中国では体内の悪い毒を取り除き、解熱作用があるとされ、夏にも好んで飲まれています。
安吉県は、年間降雨量が豊富で気候も温暖で、安吉白茶の栽培に最適な場所とされています。国際銘茶コンテストで1999年に金賞を受賞、3回連続の栄誉に輝きました。この品種の特徴は、気候により茶葉が変化することです。春に15度以上になると芽が黄色からクリーム色、さらに白色に変化するのだと言います。アミノ酸の含有量が他の茶の約2倍から3倍です。 生産できる期間は短く、清明節(旧暦春分後15日)前から4月中旬の穀雨の頃までの一ヶ月前後しかなく、安吉白茶はさらに貴重なお茶として重宝されております。 
上質な安吉白茶

茶を出した茶殻

普通の安吉白茶
無我茶館(むがちゃかん)ホームページ:http://www.k4.dion.ne.jp/~mugackn/
- 2008/02/09(土) 13:29:05|
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