ベトナム烏龍茶
ベトナムは世界で第七位の茶葉の生産国であり、輸出量は世界の茶葉輸出国で第六位を占めています。世界60前後の国と地域に輸出され、パキスタン、台湾、インド、とロシアは最も輸出量が多い国と地域であります。現在の茶葉畑は125,000ヘクタール、年粗茶生産量は570,000トン。緑茶の生産量が一番多く、そのほか烏龍茶、紅茶、茉莉花茶など15種類のお茶を生産しています。
ベトナムのダラットの海抜1200メートルで栽培している高山烏龍茶をいただきました。茶葉の形状、味は台湾高山烏龍茶にとても似て、香りが甘く、味はとても深みがあり、焙煎は台湾高山茶よりやや高いです。
中国茶教室で味わっていただきまして、皆さんも美味しいとおっしゃっていました。ベトナムといえば、日本ではやはり蓮茶がよく知られていますが、ベトナムの烏龍茶はあまり認識がそんなに高くないです。これから、人気が上がるでしょう!
参考文献: 福建省茶業協作ホームページ 
ベトナムのダラットの標高1200メートルの山で作られた烏龍茶
無我茶館ホームページ:http://www.k4.dion.ne.jp/~mugackn/
- 2008/01/23(水) 13:28:09|
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陳年烏龍茶ー19年
台湾茶の先生、張位宜氏から19年の陳年烏龍茶、また「老茶」とも言われるものをいただきました(張先生が作ったお茶)。プーアル茶は「古ければ古い」ほど美味しい」と言われますが、実は烏龍茶も「値打ち」が上がるものが存在します。長い年月の間に、烏龍茶はゆっくりと発酵し、じっくりと旨味を蓄積して、熟成香とも呼ばれます。寝かして2,3年経ったら茶葉を取り出して烘焙を施します。更に何年か経ちましたら、また茶葉を取り出して、烘焙を直します。このような作業を何年ごとに一回繰り返します。
先日の中国茶教室でみなさんと一緒に味わいました。10年以上の陳年烏龍茶を味わうのは私も始めてです。茶葉は焙煎高い烏龍茶で、入れる前の茶葉はすこし古い香りがしました。長年をかけて貯蔵したので、一回洗茶をしました。二煎目はみなさん誰もおいしいと言わなかったのですが、三煎、四煎、五煎、六煎になると、だんだん甘みがでてきて、とても美味しいと仰っていました。まろやかで、濃厚な味わいが広がります。飲み込んだ後に口の中に残るのような、とても深みのある味わいです。水色は琥珀色です。 
19年の陳年烏龍茶
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- 2008/01/16(水) 13:31:24|
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緑茶ー峨眉竹葉青
昨日の中国茶教室で峨眉竹葉青緑茶を味わいました。茶葉が龍井茶のように扁平で、深い緑色の炒青緑茶であります。四川省峨眉山市で生産、清明節の前に茶摘みを始めます。一芯一葉ないし一芯二葉で摘みます。味は濃く、芳醇、爽やか。水色は明るく、清い黄緑色です。 
茶を出した茶殻
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- 2008/01/11(金) 13:04:45|
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唐代の製茶法 唐代の製茶法:陸羽の『茶経』によると、「晴天に茶摘み、蒸し、砕き、乾かし、固め、密封するのが茶葉加工の手順」であると記述しています。晴れた日に摘み取った茶葉を蒸し、柔らかくなってから砕き、粉粉の茶葉を鉄の型に入れて叩き、平たくなった茶葉を炙り乾かし固めます。一枚一枚の餅茶に紐などを通して、まとめ、最後に密封して保存します。茶を入れる時に、まず餅茶を火で焼いて水分を取り、それから石臼で粉のように挽き、篩いかけてからお湯で煮ます。
茶、そのものは粗茶(そちゃ)、散茶、末茶、餅茶(へいちゃ)の四種類があったようです。末茶と餅茶が主流です。四種類から片茶(へんちゃ)と散茶の二種類に大別されました。片茶は餅茶の固形茶を粉末にしたもので、散茶は茶葉を加熱し製茶して末茶にしたものであります。粗茶は老けた茶葉を使って作られた餅茶であります。 
唐代の製茶工程を真似して、作られた餅茶
参考文献『図説中国茶』姚国坤、王存礼編 2007年1月 上海文化出版社
無我茶館ホームページ:
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- 2008/01/05(土) 12:38:58|
- 中国茶講師ー王 愛慧
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