茶芸師講座
中級茶芸師の教室ではお茶の歴史から製法、茶樹の品種、特徴、成長環境、茶葉の成分、評茶、茶葉の保存、茶芸実習、銘茶の聞き茶などを学びます。
昨日、評茶の授業を行ないました。9ランクの西湖龍井茶を鑑定していただきました。評茶とは茶葉の質を鑑定する事を言います。お湯を淹れる前の茶葉の外見とお湯を淹れた後のお茶を鑑定します。皆様は、見事に9ランクのお茶を見分けられました。素晴らしかったです。
スポンサーサイト
- 2007/10/28(日) 10:55:39|
- 初級・中級茶藝師講座
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
なぜ高山で良いお茶ができるのか?
高山茶とは、標高1000メートル以上で生産されたお茶のことです。最近、日本でも人気の高い台湾高山茶も標高1000メートルを超す茶区で栽培された烏龍茶です。凍頂烏龍茶を抜き、現在は台湾烏龍茶のトップブランドとなっています。中国では、高山緑茶の栽培も開発しています。
陸羽の『茶経』によると、「茶樹の育つ土壌としては、上(じょう)の爛石(らんせき)(石灰岩、砂岩などが風化してぼろぼろにくずれたもの)、中(ちゅう)の礫壌(れきじょう)(小石まじりの土)に生じ、下(げ)のものは黄土に生ずる]とあります。なので、茶樹の栽培は土壌、温度と日照に深く関っています。土壌は茶樹の生長の基礎となり、茶樹の栄養分と水分を吸収するのに直接関係があります。ですが、茶葉の品質に影響する主な要素は、土壌と土壌の酸性度(PH値)であります。茶樹の成長はPH値3.5~6.5の酸性度土壌がよいとされます。しかし、茶葉の品質に最も有利なPH値は4.5~5.5の間であります。温度については、茶樹は春出芽の温度は平均8℃~10℃、成長温度は10℃~35℃。最も成長が最適な温度は18℃~25℃です。同種の茶樹の春茶と夏茶の品質区別は温度であります。春の温度が低いため、アミノ酸と蛋白質が形成しやすく、日照は霧に覆われる高山に、茶樹が副射光に照らされるので、芽生えが早くて、茶葉がふっくらと柔らかく、栄養成分も豊富に含まれています。
なぜ高山で良いお茶ができるのか?それは、高山茶園は一般的には気候が温和、霧が多いため、日射は強くなく、湿度が高く、土壌肥天で、茶樹がこのような自然環境で成長するため、新芽の伸びが速く、発芽が整い茶葉に多くの産毛が出てきます。若葉が太く、若くて柔らかい茶葉は、アミノ酸などの物質を形成しやすい。だから、高山は良いお茶が生産されます。 
霧に覆われている高山茶園

顧式高山茶
無我茶館ホームページ:http://www.k4.dion.ne.jp/~mugackn/
- 2007/10/21(日) 18:02:38|
- 中国茶・台湾茶情報
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
出張茶会
10月7日、8日、兵庫県で出張茶会がありました。これは今年12回目の出張茶会です。今回のお客様はほとんど、中国茶に触れられるのは初めてなので、飲みやすい安渓鉄観音、香りがよい黄金桂、目で楽しめる工芸茶、10月のお勧め菊茶などをご用意させていただきました。皆様、やはり、お茶の美味しさ、美しさに感激いたしておりました。スーパーで売っているお茶とはぜんぜん違う、すごいなど感激の言葉をいただきました。
一番多い質問は、どこでお茶を買えますか?いくらぐらいで良いお茶を買えますか?淹れ方、入れ物など、沢山質問がありました。中国茶はまだまだ、浸透していないことを感じました。これからも、中国茶を普及させることに、頑張って努めていきたいと思います。
すこし疲れましたが、とてもとても楽しい二日間でした。次回は奈良で出張茶会があります。今度はどんなお客様でしょう?楽しみです~
- 2007/10/10(水) 14:05:09|
- 出張茶会
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0