2017年からの新制度 茶藝師と評茶員の国家資格優遇制度 中国では2017年からの新制度で「茶藝師と評茶員」の国家資格を持っている方への補助金の支給、
また地方出身の方は都市戸籍取得、家賃補助などの優遇制度が実施されました。
都市によっては優遇制度は異なりますが、地方出身の方にとっては国家資格を持つと
大変有利となることから近年取得者が増加し、取得制度もどんどん厳しくなりました。
私たち日本に住んでいる方は残念ながら中国に戸籍がない為に補助金はいただけません。
ただ、
「茶藝師と評茶員」どちらも国家資格で、勉強したい趣旨によって取得する資格は異なりますが、
どちらの資格(茶藝師・評茶員)取得も良し悪しはないと思います。
もっと中国茶を奥深く勉強したいのなら、どちらも取得するのがお勧めです。 ※以下は杭州の場合、国と企業が定めている保険の納付や税金の支払いを滞りなくされている方は、
初級で一月に1000元(日本円1万8千円), 中級で一月に1500元(2万7千円) , 高級で一月に2000元(3万6千円)が支給され、
地方出身の方は戸籍取得の加点や、家賃補助も支給されます。
※以下は南京市の場合:国と企業が定めている保険の納付や税金の支払いを滞りなくされている方は
初級で一月に1000元(日本円1万8千円)、中級で一月に1500元(2万7千円)、高級で一月に2000元(3万6千円)が支給されます。
中国の戸籍について詳しくはこちらへ、とても分かりやすく書かれております。
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- 2019/03/08(金) 11:40:00|
- 茶藝師資格について
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茶芸師・評茶賞状について 中国国家資格にあたる茶芸師と評茶の試験には
「筆記」と「実技」があります。日本と同じ60点以上は合格となります。しかし、この二つの賞状には筆記と実技試験、それぞれの点数と評価が記されています。評価では両方共に90点以上は優秀、80点以上は良好、60点以上は合格となります。点数が賞状に記されている事に毎回受験する皆様は驚かれています。

この資格は昨年8月に私自身が受験した評茶師の資格です。
91.5は筆記の点数、90.0は実技の点数、総合評価は優秀。
茶芸師と評茶の賞状には全てこのように記載されております。
- 2014/10/23(木) 09:42:14|
- 茶藝師資格について
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茶藝師資格 中国では《茶藝師資格》として、初級茶藝師、中級茶藝師、高級茶藝師、茶藝技師、高級茶藝技師の5段階があります。この資格は中国労働社会保障部(日本の厚生労働省に相当)の公認資格で、公的な証書が発行されます。
◎中級茶藝師試験内容 中級茶藝師試験内容:筆記と実技
★ 筆記:100問(日本語)
★ 実技:① 10種類の茶葉を見分けて記入。
② 品評茶
③ 茶藝を披露
(緑茶、茉莉花茶、烏龍茶、紅茶の4種類の内一つ、試験当日に抽選で決められます)。
◎高級茶藝師試験内容 高級茶藝師受験資格:中級茶藝師資格を取得した1年後
高級茶藝師試験内容:筆記と実技
★ 筆記:200問(日本語)
★ 実技:① 20種類の茶葉を見分けて記入。
② 品評茶
③ 200㎡の空間に茶館のデザインをする。
④ 自身のテーマに基づき、茶道具などをセッティングし茶藝を披露。
◎茶藝技師試験内容 茶藝技師受験資格:高級茶藝師資格を取得した3年後、申請書(8枚)を政府に提出し、
受講と受験許可を得ます。
茶藝技師試験内容:筆記、論文と実技
★ 筆記:100問
★ 論文:2000字
★ 面接:論文のテーマに基づき、口頭試問を行う。
★ 実技:自身のテーマに基づき、茶道具などをセッティングし茶藝を披露。
無我茶館の講師ー王愛慧は茶藝技師の資格を取得すべく3年間をかけて申請を行いましたが、最初の2年間はいずれも研修機関で受講定員に満たなかった為に開講が実施されませんでした。3年目の昨年春に3回目の申請を行い、ようやく夏には開講され受験した結果、上位成績で合格いたしました。また、王愛慧の論文は審査員の皆様に大変高い評価をいただき、中国茶の専門雑誌に掲載するとの要請がありました。更に王愛慧は最終段階である「高級茶藝技師」を取得いたしました。
※中国政府公認 高級茶藝技師(一級茶藝師) 取得記事はこちら 
茶藝技師賞状
- 2011/07/11(月) 12:00:00|
- 茶藝師資格について
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